カリュブディス

モロヘイ屋3のあとがき資料集みたいのにも描きましたが、僕はロシアの爆撃機ではとりわけバックファイアが好きで、白洋海編でもトリシア海軍の空母オームルァ・ソーマに乗船していたリディア女王を狙って連邦海軍白洋海艦隊「カリュブディス隊」のバックファイアが攻撃を仕掛けるシーンが出てきます。
バックファイアには大きく分けてTu-22M2と劇中のTu-22M3っていう型の2種類があるんですが、機首のつんつん具合とエアインテイクが戦闘機ぽくて、強くて怪しそうなのでM3の方を描いときました。僕は読んでないんですがトム・クランシーの小説でバックファイアが米軍の空母を攻撃するシーンが書かれているらしく(世界の傑作機No.113にも説明がある)表紙にバックファイアを描いといたモロヘイ屋3はその関係でお声をかけてくださることが多かったです。
攻撃兵器のkh-22(AS-4キッチン)ミサイルは対レーダー型とかエリア攻撃型とか色々な型があるようで、対艦型、対レーダー型を混ぜて攻撃されたら個艦の防空システムでは対処が困難らしく、空母一隻の防空ミサイルにポコポコ撃ち落されてしまうシロモノではないそうな。まあ漫画だから。

ちなみにカリュブディスってのはギリシア神話に出てくる怪物で、スキュラと同じく(というか対岸に住んでる)メッシーナ海峡に住んでて付近を航行する船を飲み込んだりするらしいのですが、海峡を突破する話にはぴったりなんでスキュラ隊と共に名前を拝借しました。